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出来上がり

4月になりました。

新たな気持ちになるような気がします。

 

神戸インク10周年ということで新たにリースを書きました。

神戸インクはナガサワ文具センターオリジナル万年筆インクです。

 

文具バーでインクのお話を伺ってから、テキスト書くためのグレイのインクが欲しくて渚のミュージアムグレーと添削用にルノワールピンク、グラデーションを楽しむのに離宮ムーンイエローを購入したのが使い始めでした。

ルノワールピンクは発色がよく、ご覧になられた方々が”わぁ!綺麗”とどれだけの反応があったでしょうか。

 

梅田茶屋町店に最初、ルノワールピンクで書いた春のカードをお持ちしたのが3年前?でしょうか・・

素敵な万年筆と一緒に飾っていただきました。(梅田茶屋町店は茶屋町のジュンク堂の二階です)

そのあと、カリグラフィーの体験したら良いとお声かけしていただき、何度も開催させていただきました。

”なかなか簡単にそんなことにならない”と友人たちに言われました。

お店ではカリグラフィーの本も置いていただき、何より体験に来てくださったお客様がSNS通じて拡散してくだいました。

Twitterで時折ヒットしたり、色を楽しんで書くことを楽しむ中で、カリグラフィーを育ててくださいました。

他にもイベントでインク使いますと、”これは何?”とお声かけていただくことも多く、

若い世代が目を輝かせながら、インクで描いたものを楽しんでみてくれました。

 

教室でも文字練習はもちろんしていますが、ガラスペン、水筆使ってインクで遊びだすと”楽しい!!”と萌えてはります。

子育て、お仕事と忙しい日々の中、教室に来て、元気になって家に戻ってもらうのも私の仕事かなぁ〜なんて思います。

 

その反響に神戸インクってなんだろうと思うこともあります。。

文字でなく”綺麗な色””綺麗な色の絵”と評されて、それで良いのかななんて思うことも・・ 笑)

今は良いと思います、大変光栄です。

 

私は小学生の頃、身近に文具店があり、マンガ家の真似ごとでインクとGペンと買ってケント紙に書いてました。

その頃のインクは黒・青・赤くらいでしたけど、金属のペンを簡単に買えました。

今の子供達はそんな環境にはないと思いますので、きっと新しい世界なんでしょうね・・

 

インク人気のおかげで、東急ハンズ、ロフトにカリグラフィーコーナーができ、スピードボールのペンなどが置かれてます。

今日三番街の新しくなったKAWACHIでもタチカワのペンが置かれてました。

 

 

思い返すと、私のカリグラフィー活動の中でアイドル的な存在で頑張ってくれます神戸インクたち。

お礼に全員集合でお祝いさせていただきたく、リースにしました。

 

今日、神戸インク61色のリースお店に持って行きました。

作品を是非みていただいて色からのメッセージ楽しんでいただきたいです。

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1番の六甲グリーンに始まり、61番目まで順番に並べました。

読めた方が良いので読める書体にしました。

ゴシック体いれてみたかったのですが、大抵読めないと言われますので・・

一枚書き終わると、書体は変えなくても良かったかな・・とか

名前が・・・と見つけてしまい、足してたり・・どこでしょうか・・

リースは色を楽しんでいただけたら・・と思います。

 

次に色別に分けてみました。こちらの方が落ち着くのではと。

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ブルーが一番多いですが、固めてみるとどれも色が違うことがよくわかります。

一色だけどグラデーションがつくのもあります。

 

目の前にある瓶に入ったインクたち。

神戸インクは何かと話題になり、インクたちが”観てもらいたい””書いて!書いて!”と声を出してるように感じます。

 

中心のKOBE INK,Anniversaryが意外に時間がかかります。

実際、リースより時間がかかってます。

出来上がりに使ったのはウルラピス、紫はモネバイオレット

(神戸市立博物館展覧会の作品とのコラボインクで限定のため、現在は発売されてません)

色、大きさ、書体・・・

いくつか候補をあげて切り貼りを置いてみて検討します。

色はエーゲ海ブルー、ゴッホコバルトも候補でした。

 

p1000273

 

こちらはリースの元になってます。

p1000274

この切り貼りって私たちにとっては当たり前なのです。

 

梅田に立ち寄った後、西宮アートサンクにてタイポグラフィーのお話を聞きにいきました。

最近、デザインされる方がカリグラフィーの勉強される方も多く、

タイポグラフィーの方々がどんな勉強されるのかを知りたくてお話聞きました。

デザインの本もなかなか面白いです。文字の風景をみるのは同じかな・・

カリグラフィーに通じることと違うなぁ〜と思うことと両方です。

 

昔は写植で作った文字を切り貼りしてデザインしていたそうで、

そのアナログの作業はやっぱり勉強した方が良いとお話されてました。

最近はPCだけで勉強することがほとんどだそうです。

昔からタイポグラフィーに携わっておられる方々のお話が

PCの歴史で、初期の頃のPCを知ってる私には懐かしく、

大変有意義な時間でした。”一太郎”ってソフトの名前が出たりしてました 笑)

博物館にあってもおかしくない書物もみることができました。

紙って年月も伝えてくれるので手にしたときに”おぉ”と感じます。

 

 

さて次には・・・

5月の立命館大学茨木キャンパスでの”めぐりあいフェスタ”のイベント、6月には御影での体験のご依頼があり、

そのサンプル作り。

そんな中、

3月に出産予定だった生徒さんが、無事に産まれましたとご連絡いただきました。

産まれてくる赤ちゃんにWelcomeと作品作っておられました。

写真入れられるようにしてましたので、きっと赤ちゃんにとって大事な作品になると思います。

お祝いのカード書こう!っと。

 

 

 

 

 

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